そんなあなたに幸福をもたらしたいブログ

一見確実にふざけてるブログ名だが、私の気持ちを実は大真面目にブログ名としてみている(赤面)

キングダムに思ふ大切な人生観

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発売された次の日には家に着くように注文しております。

 

 

つまり、それだけ早く欲しくなる程ハマってるという事。人間わざわざ特定の漫画が発売された次の日に自宅に届くように設定する程ハマる本に出くわした事はそうそうないのではないだろう?私は出くわした。

 

キングダムだ。

キングダムとは?

アメトークでキングダム芸人が放映されていくばくかの日にちが経つが恥ずかしながらもの凄く短く簡潔に説明をしたいと思う。

 

舞台は中国。時は紀元前200年頃。あなたも学生時代に勉強した資料の中に一文以上は登場した事があると思うが、秦の始皇帝にまつわるお話である。その中でもスポットが当たるのは、秦の始皇帝・嬴政(えいせい)の部下にあたる信という一人の武将である。

 

下賤の民であった信という少年が、志を同じくした親友の死に立ち会うというショッキングな話がいきなり展開され、なぜそうならなければならなかったのか?というところから物語は一気に展開していく事になる。

 

こうして物語の序盤も序盤の一端を書いているだけでもアツくなり大量に文字数を消化してしまう。このまま大量の時間を使い、ネタバレを含む何万文字という文章をしたためそうな勢いを感じるので、これからキングダムを読む人の為にもこの辺で説明を終えようと思う。

 

秦の始皇帝になる大人物に仕える一人の大武将にスポットライトを当てた壮大な歴史物語である。

 

なぜキングダムにハマる!?

 今の時代は非常に便利なもので漫画もレンタルが出来る為、大概の漫画はレンタルしたり漫画喫茶行ったりで読んでしまった。おそらく100タイトルはくだらないと思うが、それだけの数の漫画を読み耽ったという事になる。

 

 

 漫画が単純に好きだから?すげー暇な人?

いや、そうではない。正直な話、漫画を読むのは、勉強の為と思っての事だ。

 

 

たかが漫画されど漫画である。何も気にせずに自分の好きなジャンルの漫画をただただ面白いなーという事で読むのもアリだ。というか、大抵の人はそういう目的で漫画と向き合っていると思う。

 

 

一般的な見地からいうと変なのは私。

 

キングダムにはそうした勉強の為、話題作りの為という冷めた境地をゆうに飛び越す程のアツい想いだったりアツい滾り(たぎり)だったりを自身にもたらしてくれる。男性だけではなく、女性が見ても星の数ほど現れる登場人物のいづれかには感情移入をし涙する場面もどこかに必ずあるはずである。

 

そうした心を芯から揺さぶるものがキングダムにはあり、それが多くの人を魅了しハメてしまう原因となっているのではないかと推察する。

 

キングダムという漫画の見方

漫画を一つの人生観が刻まれたものという見方を持つと得られるものはものすごく増える。

 

 

歴史上の人物が書いてきた俳句や伝記だろうが、漫画の作者が漫画やアニメに託した人生観だろうが意味合いとしては同じものである。というより、昔の時代を生きてきた人達の何倍もの知識がある今の人が書いたものの方が人生観としては一日の長があるんではないかと思う。

 

 

違いは明くる日に自らの命が在ったか無かったか。という点における価値観の違いはあるだろうもののビジネス書だろうが漫画だろうが千倍、いや万倍昔の人より情報が仕入れられる人間が唯一無二を目指して切磋琢磨して創り上げたものに品質的に劣るものは何一つないだろう。

 

 

そんな恵まれた書籍達を幼い頃から自由に取捨選択しながら自由に読みふけれる訳だから現代人はもの凄く幸せである。

 

 

キングダムも著者による多少の脚色や、創造性のある事柄もあるにせよ、今でいう芸能ニュースの完全版みたいなものを一気に読める訳である。本当かどうかも分からないゴシップ記事を毎日目を通して噂話に備えるよりも、よっぽど有意義な時間ではないかと思う。

 

 

信かっこいいー!

とか

大将軍かっこいいー!

とか

そんなような感覚で見ていたら得るものは高揚感と、もの凄くかっこよくデフォルメされた中国の歴史上の人物を知るに留まってしまうのかもしれない。

 

 

ちょっと視点を変えると、キングダムの世界には現代人が到底味わう事の出来ない世界観や人生観がそこかしこに散りばめられているのだ。しかも、それが星の数ほど現れる登場人物の数だけ。という事になる。こんな贅沢な事があるだろうか。

 

 

 

正直ベッキーが不倫した、とか高畠さんとこの息子が痴漢した。とか、

これを読んでいるあなたには、それらがものっ凄くどうでもいい話だという事に多少なりともの気付きを得てもらいたいものである。